JINの現在のトレード見通しについて
「トランプ大統領「14日にロシアに関する重大発表」…英仏「戦後に安全保障軍」
引用元:yahooニュース
7月14日に予定されているトランプ前大統領のロシアに対する強力な追加制裁は、為替市場におけるリスクオフ圧力を高める可能性が高く、豪ドル(AUD)と加ドル(CAD)にそれぞれ特徴的な影響を与えると考えられます。
豪ドル(AUD)の見通し
- 安全資産への傾斜
地政学的リスクが高まると、米ドル(USD)や円(JPY)などの「安全資産」に資金が移行しがちです。そのためAUD/USDは下落圧力を受けやすくなります。 - 商品市場への影響
AUDは資源国通貨であるため、エネルギーや金属価格の変動にも敏感です。ロシア制裁が供給リスクを伴う中、商品価格が上昇すれば一時的にAUDを支える作用も期待できますが、リスク回避志向がそれを上回る可能性もあります。 - テクニカル要因
現状ではAUD/USDは0.6550~0.6600のレンジにありますが、0.65割れや50日移動平均を下回ると一段安トレンドに入る可能性があります。
まとめ: トランプ制裁による地政学リスク拡大が起こると、ドル買い→AUD売り圧力優勢。ただし商品価格上昇による下支え効果も限定的に働く可能性あり。
加ドル(CAD)の見通し
- 消費財制裁・関税の重し
加ドルはトランプ政権によるカナダへの追加関税リスク(35%関税など)が現実化した場合、USD/CADの上昇(=CAD安)圧力が強まります。 - 地政学ショックによるドル買い
安全志向によるドル買いが全体相場を支配すれば、CADも相対的に下落しやすいです。現在USD/CADは約1.37超で、地政学ショックが加われば上昇継続が警戒されます。 - 原油価格との連動
CADは資源国通貨で原油価格に敏感。制裁でロシア産が減少し、世界的に原油高になればCADを支える可能性はあります。一方、制裁と米国の関税圧力が重なると、相殺されてCAD安圧力が勝るケースもあります。
まとめ: 地政学リスクと米関税の複合ダメージでCADは弱含み。USD/CADは1.37~1.38超に向けた動きが出やすい展開です。
比較まとめ
通貨 | 主な懸念材料 | 支持要因 | 総合見通し |
---|---|---|---|
豪ドル(AUD) | USD安全資産買いによる下押し | 原油・金価格上昇による一時的支え | 中立~弱気:下落しやすく、商品高でも限定的緩和 |
加ドル(CAD) | 米制裁・関税による直接打撃+USD買い圧力 | 原油高による支援 | 弱気:USD/CADは上昇圧力強め、1.37~1.38を試す展開観測 |
投資家への示唆
- AUDポジション:豪ドル売りやUSD買いの戦略が有効。ただし原油・金の上昇が誤算材料になりえます。
- CADポジション:USD/CADの買い(=CAD売り)に向いた局面。原油高が強くなければ、USD/CADは1.38台も視野に入ります。
なお、これらの動きは市場のリスク感受性や金利・商品市況の状況により左右されやすく、特に制裁発表のタイミングでは短期の急変動に備える必要があります。
これらを踏まえて、AUDCADチャートは上昇、下落どちらに動くと想定できるか?
トランプ前大統領によるロシアへの追加制裁(2025年7月14日予定)を踏まえると、AUD/CAD(豪ドル/カナダドル)は 下落方向に動く可能性が高い と想定されます。
理由を以下に整理します。
ファンダメンタルズ分析:AUD vs CAD
観点 | 豪ドル(AUD) | カナダドル(CAD) | AUD/CADへの影響 |
---|---|---|---|
地政学リスク | リスクオフで売られやすい | 同様に売られるが、米加関税問題で下振れ強い | 若干AUD有利 or 拮抗 |
商品市況依存度 | 鉄鉱石・金など幅広い資源 | 原油依存度が非常に高い | 原油上昇→CAD支援=AUD/CAD下落 |
制裁の影響範囲 | 間接的な影響 | 米国からの追加関税が重し | CAD売り要因=AUD/CAD上昇材料 |
総合判断 | 中立~やや弱含み | 弱気方向が強い | AUD/CADは上昇バイアスもありえる |
実際のトレンド想定
上記のようにCADにはネガティブ要因が多く見えるものの、CADは原油価格に非常に強く連動するため、今回の制裁が原油供給不安を引き起こし価格が上昇すれば、CADが逆に強含む可能性があります。
重要な前提条件:
- ロシア制裁により原油価格が上昇する場合 → CAD上昇 → AUD/CAD下落
- 原油反応が限定的で、制裁不安だけが広がる場合 → CAD売り継続 → AUD/CAD上昇
最終結論:AUD/CADは短期的に下落しやすい構図
理由:
- 原油価格が上昇する見通しが強いため → CADが支えられる
- 豪ドルはリスクオフ環境下で売られやすい通貨
- AUD/CADは6月下旬以降、すでに下落トレンド中(テクニカルにも一致)
テクニカル視点補足(2025年7月12日時点の仮定)
- AUD/CADは0.89~0.90付近で下落基調
- 50日・200日移動平均を下回っており、0.88割れで一段の下落も視野
- RSIなどオシレーターも中立~弱気圏
トレード戦略案(短期)
条件 | 戦略 | 目安レート |
---|---|---|
原油上昇 & リスクオフ顕在化 | AUD/CAD売り(=下落狙い) | 目標:0.8750、損切:0.9000 |
原油反応鈍くCADに関税直撃懸念 | AUD/CAD買い(=上昇狙い) | 目標:0.9050、損切:0.8850 |
総評:
AUD/CADは短期的に下落しやすく、0.8750方向への展開を想定。
ただし、原油価格の動向が逆にCADの支えになる場合は一時的な反発にも注意が必要です。
よって現在JINが持っている含み損は、反転して利益を大きく取れる可能性があるためポジションを持ち続けています。
今後もこういう分析を公開していきます。
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